「公共図書館を使いつくす」(文献複写依頼してみました)

友達の書いた論文を読みたかったのだけど、勤務先の大学図書館から依頼すると何かとメンドウなので、地元の公共図書館で文献複写依頼をしてみようと約10日前に思い立ちました。


アタシは恥ずかしながら公共図書館から文献複写依頼をしたことは1度もないです。



まず、CiNiiで論文検索してその結果をプリントアウトして持っていけばいいや、と用意して行ったのですが、あぁ、ここで大きな思い違いをしてました…。


大学図書館ではILL参加大学を中心に依頼先を選定するのですが、公共図書館は、まず、国会図書館所蔵かどうかが問われるところでありました。

ですから、アタシが持って行ったCiNiiのデータではなく、NDLの検索をしなければあまり意味がなかったわけです。

調べ物相談のカウンターに行って、「文献複写を依頼したいんですが、ここでもいいのですか?」

そしたら、「2階なので電話を入れておきます。」とご親切にアリガトウゴザイマス。



2階に行ったら、レファの担当さんがアタフタして探し物。申し込み書が見つからなかったようです。

以下は担当さんとアタシの会話です。担当さん=「た」  アタシ=「ア」


た:「すみません、今申し込み書が見当たらないので、W大の申し込み書ですけどこちらに必要事項を書いてください。」
ア:「必要事項って、この論題と掲載誌を書けばいいですか?」
た:「いえ、ご住所とお名前と電話番号を」
ア:「へ?」
た:「CiNiiの検索結果は添付していただいていいですか?」
ア:「あぁ、どうぞどうぞ」
ア:「あの、基本的なことを伺ってもいいですか?」
た:「はい?」
ア:「これってこの先、どこに依頼するんですか?所蔵のある大学のリスト、持ってきたほうがよかったんでしょうか?」
た:「いえ、大学図書館と違って、公共図書館では、まず国会図書館に所蔵があるか調べ依頼します。なければ他の公共図書館に依頼することになります。大学図書館は断られることが多いので、まず依頼しません。」



知りませんでした。
アタシは公共図書館からFAXや郵送で依頼を受けても、ホイホイ受け付けて所蔵があれば謝絶したことがなかったので、公共図書館があまり大学図書館に文献依頼しないなんて思いもしませんでした。


で、昨日、公共図書館から電話があり、受け取りに行ったわけです。

@24円×10枚=¥240、プラス 包装料¥150、消費税¥19、送料¥200の 計¥609を個人で振り込みます。


え〜と、包装料と消費税があるので、だいたい大学で依頼するのと同じくらいの値段ということがわかりましたし、お盆をはさんで10日間というのは、まぁまぁな期間ですね。


国会図書館の登録利用者用IDを持ってたら、個人的に国会図書館に申し込むのと公共図書館経由で申し込むのとどちらが早いのかがちょっと興味のあるところです。

公共図書館で文献複写依頼ができるなんて、知らなくちゃ使わないシステムですよね。
ちょっとドキドキでしたけど、よい経験でした。

でもチョイ面倒くさいので、友達にウチの図書館に受け入れてる雑誌に投稿しろよ!と言おうかと思ってしまいました。