雨の前にザリガニを釣りに行く
寿命とはいえ、飼っていたおノラのコクワガタや3代目のアメリカザリガニが死んでしまい、あとは、いるかいないかよくわからないニホントカゲ2匹と19歳の老猫1匹。
娘らも奥さんもとっても冷たい。
遅れてきた「生き物好き少年」は俄かに寂しくなってしまったのかもしれない。
空になった飼育ケースを埋めるべく、新しい生き物を探す。
「アメリカザリガニだ、アメリカザリガニを獲ってこよう」
「どーぞー」
「お前が獲らなくて誰が獲るのさ!」
「え〜っめんどくさい」と言いつつ早2ヶ月。
水槽にはメキシコサラマンダー(通称:ウーパールーパー)2匹が住みつき、いいかなぁと思っていたが、やはりアメリカザリガニは特別なのか。
ツレを気分転換に外に連れ出したく、梅雨空の合間を縫って秘密の人工池にアメリカザリガニを捕獲しにでかけた。
ウチのそばのハイキングコースからその池にでかける訳なんだけど、長いこと行かないうちに
すっかり整備された大人しいコースに変わっていた・・・・のに、何にもないところで、私は1回こける。
父はクマ、自身は山猿、と思っていた私も寄る年波には勝てないのね、ぐすん。
少し精神的に不安定な「遅れてきた生き物好き少年」はスタスタと前を行く、山道なのにビーサンで。
私は道々、よさそうな木の枝を物色しつつ人工池に到着。
近年、池の生物を守りましょう、とかで表向きには生物の採取を禁じてるんですけどね、
アメリカザリガニは池の生物を食べちゃいますからね、獲ってもいいんですよ。
でも、近所のうるさ型のおじいさんとかが見張ってたりしたら、「ザリガニの生態を研究するのでつがいで一組分けてください。」とお願いするつもりでした。
だが、しかぁし、そこにいたのは英語を話す親子。タモ網を使って豪快に池の中をかき回しておりました。
くそ、私もタモ網、持ってくればよかった。
「生物好き少年」が彼らの成果を覗いたところ、ホントに小さいザリガニばかり。
やはり、ここは釣るっきゃないでしょう。
(ツレは私をブスでデブに撮影することにかけては天才である)あっほんの少し太ったけどね。
トライすること30分弱。スルメ一かけで4匹釣りました。
今年生まれたヤツらばかりなので、香り高いスルメの匂いは生まれて初めて嗅いだのかもしれません。
割と食い付きだけはよかったです。釣りあげるうちに池ぽちゃしちゃうことが多くて、全部釣れたら15匹くらいはかかったと思います。
前はよくいたおたまじゃくしもおらず、メダカもいないってことはこいつらが全部食べちゃったのかもしれません。はぁ。
必要以上に釣ってもなんなので、残りのスルメと予備のタコ糸は外国人親子に譲ってあげ、釣り方を教え、飼い方を教え、意気揚々と帰宅しました。
このあと、水を入れ、水草のアナカリスを入れてかいはじめました。
これで少し、ツレの精神状態が安定してくれれば今日の筋肉痛もその甲斐があったというものです。
※カメラの日付設定がまるっきり嘘であったのでひどい方法で消した(笑)
後日譚
一日にして、一匹が死んでしまい、おりょっとなったが、3匹で落ち着きそう。
しかし、まだ小さいからとたかをくくっていたら、今朝、玄関まで1匹が遊びに出てるという。
とりあえず、ふたの上に重いものを乗っけて様子見