第95回全国図書館大会第二分科会に思うこと

第95回全国図書館大会が10月30日(金)に行われます。
今年の開催は東京ですので、本来ならばぜひとも参加したいところ。
特に第二分科会は図書館専門職員の雇用問題がお題で、図書館で働く「非正規職員」といわれる職員の雇用問題を取り上げますだそうです。

アタシもこちらの説明文にあるように不安定な身分で働く非正規職員ですから、ぜひとも参加して、こちらの窮状を報告し意見交換し、アタシたちの現状を実態の把握と克服に向けた第一歩にしていただきたい、と望んでおりました。

そこで、大会案内をですね、打ち出して職場に持って行きましたところ、案の定、委託職員のだいたいの人は知っていましたし、「行きたい行きたい」と食いついてきました。

委託職員のリーダーも「2人ぐらいなら出せるかなぁ?」なんてスケジュールの調整をやってもみたのですが。

結論、だめです、誰も行けません。やはり、ギリギリの人数で回している職場ですし、何しろ業務量がめっちゃ多い。
月の三十日ですから、いろいろな統計資料の締め日でもある。

みんなでごちゃごちゃ文句を言っているうちに、じゃぁ、どんな人が第2分科会に参加できるのか?現状を知ってもらいたい人なんかとても参加できるスケジュールではないのに、と盛り上がってしまったわけです。


一体誰のための第二分科会でしょう。ここで意見交換したり、報告できたりする、非正規職員は、本当に恵まれたヒトたちなのです。
その人たちの現状が「すべて」と思われたら困ります。
アタシたちはもし、スケジュールが合ったとしても自分たちの時給を削って参加しなくてはならないのです。
それでも行きたい、と思ってもスケジュールすら合わせることができないような人数で図書館運営の最前線を切り盛りしてる、ということをせめて一人でも知っていてほしいなぁ、と思った次第です。


でも、思うに、アタシたちのことなど最初から眼中になく「指定管理者制度をなんとかしなくてはならない、ほらね?」というためにだけ第2分科会は存在するのでは?とへそ曲がりなアタシは勘ぐっているわけです。